The Hourglass

機能一覧

The Hourglassは「短期間だけ使う匿名チャット」に特化したサービスです。長期運用を前提とした汎用チャットツールとは設計思想が異なり、「終わったら消える」「アカウントを残さない」ことが最優先になっています。

以下では、主要な機能について「何ができるか」だけでなく「どう動いているか」「どんな場面に向くか」「運用上の注意点」まで詳しく解説します。

期限付きチャットルーム

ルームには作成時に「1日〜90日」の範囲で有効期限を設定します。期限が切れると自動的にルームは終了し、メッセージ・共有ファイル・参加メンバー情報のすべてがサーバーから削除されます。

仕組み

ホストが作成時に期間を指定すると、バックエンド側でルームごとに終了日時が記録されます。終了日時を過ぎたルームは、一定の猶予時間(数時間)を挟んで定期バッチで削除されます。削除後は、同じURLを再度開いても「ルームは終了しました」と表示されるだけで、データ本体は復元できません。

使いどころ

プロジェクト・採用・イベント・学期など、終わりの時点が決まっているコミュニケーション全般に向いています。特に「後片付けのためだけに時間を使いたくない」場面で威力を発揮します。

運用上の注意

大切な決定事項・議事録・合意事項は、ルームが削除される前に必ず別の場所(自社ドキュメント・クラウドストレージ・紙の議事録など)へ保管してください。削除後のデータ復元には対応していません。

承認制ルーム

ルーム作成時に「承認制」を選ぶと、参加希望者はまず申請メッセージを送る必要があります。ホストが承認して初めて入室でき、不審な参加者を入り口で止められます。

仕組み

参加希望者が表示名と申請メッセージを入力すると、ホストの管理画面にリクエストが並びます。ホストはメッセージ内容や表示名を確認した上で「承認」「拒否」を選べます。承認されると参加希望者側の画面が自動的に切り替わり、チャットに参加できるようになります。

使いどころ

社外の関係者が入り混じる商談・外部委託・採用・研究インタビューなど、参加者の属性をホストが把握しておきたいシーンに適しています。公開ルームと組み合わせれば、一般公開しつつも荒らしを事前に弾けます。

運用上の注意

承認制は万能ではなく、悪意のある参加者が無害な申請メッセージを送ってすり抜ける可能性もあります。機微な情報を扱う場合は、承認制に加えて「招待URLの共有範囲を限定する」「表示名の命名ルールを共有する」といった運用ルールを併用してください。

ファイル添付

チャット内でJPEG・PNG・GIF・WebPなどの画像と、PDF・テキスト・Word・PowerPointなどのドキュメントを共有できます。すべてのファイルはルーム削除時に一括でサーバーから消去されます。

仕組み

アップロードされたファイルは、チャットメッセージの一部として管理されます。ルームのデータが削除されるタイミングで、添付ファイル実体もあわせて削除される設計です。プレビュー表示にも対応しているため、PDFや画像は相手側でダウンロード不要で確認できます。

使いどころ

要件定義書・見積書・スクリーンショット付きバグ報告・課題提出・行程表など、チャットの文脈と一緒に見てほしい資料を渡したい場面で便利です。単独の資料配布だけが目的なら、ストレージサービスの方が適している場合もあります。

運用上の注意

実行ファイル(.exe等)や巨大な動画ファイルは扱いに制限がある場合があります。機密性の高いファイルを共有する際は、あらかじめパスワード付きZIPにする、受け取り手がダウンロードできたことをチャットで確認してからルームを閉じる、といった運用を推奨します。

公開ルーム

ルーム作成時に「公開」を選ぶと、公開ルーム一覧にルームが表示されます。URLを知らないユーザーも一覧から参加申請でき、広くオープンに集まりたい場面に使えます。

仕組み

公開設定のルームは、本サービス内の公開ルーム一覧ページに自動的に表示されます。一覧にはルーム名・概要・残り時間などが表示され、参加希望者は通常の承認制フローに沿って入室を申請します。非公開に設定した場合は、URLを知っている人しかアクセスできません。

使いどころ

勉強会・ライブ配信・コミュニティイベントなど、不特定多数の参加を歓迎する場面に向いています。反対に、採用面接や契約交渉のような閉じた用途では、必ず非公開設定で運用してください。

運用上の注意

公開ルームは誰でも申請できる分、荒らしやスパムのリスクが上がります。承認制と組み合わせ、申請メッセージを必ず確認する運用を推奨します。

再入室キー

ルームに初めて参加した際に「再入室キー」が発行されます。このキーを控えておけば、ブラウザを閉じたり端末を変えたりしても、同じ表示名で再入室できます。

仕組み

参加者ごとに発行されるキーは、本サービス側のセッションとは独立して動作します。アカウントを作らない設計のため、キーは利用者自身で控えて管理する必要があります。ホスト側には別途「ホストトークン」が発行され、管理画面へのアクセスに使います。

使いどころ

数日〜数週間にわたるプロジェクトで、途中でPC・スマホを切り替える可能性がある場合に必須の機能です。採用・外注・教育など、継続的に同じ表示名で発言する必要がある用途では、再入室キーの保管をメンバーに徹底してください。

運用上の注意

再入室キーを紛失すると、同じ表示名での復帰ができなくなります。メモ帳・パスワードマネージャーなどに保存し、他人に共有しないよう注意してください。本サービスでは、紛失キーの再発行や特定利用者の復旧には対応していません。

機能をどう組み合わせて使うか

これらの機能は単体でも使えますが、「非公開+承認制+短い期限」で採用面接に使ったり、「公開+承認制+中期の期限」で勉強会のQ&Aに使ったりと、組み合わせ次第で幅広い用途に対応できます。

具体的なシーン別の組み合わせ例は、使用例ページで30以上紹介しています。

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